「3年待っとけ」


この記事を読んでいただいている方は
きっとInstagramなどでよくピーシュを気にかけて下さった方々だと思います。
本当にありがとうございます。
この記事はとっても長くなる予感しかしていません。
読まれる方は覚悟をして挑んでいただければと思います笑
コーヒーでも紅茶でも、ハイボールでも…飲み物とお供にどうぞ
ピーシュとの出会い
ピーシュとの出会いは突然。
あの時私は何者かに動かされているとしか思えなかった。
10年ほど前になりますが
私は以前ピーシュによく似たチワワのショコラと暮らしていました。
推定3歳で引き取って、推定7歳で亡くなってしまいました。
脊椎軟化症というとっても恐ろしい病気で、苦しみながら…
それがトラウマになっていて「もう一生犬は飼わない」と思っていました。
しかし、娘が小4の時に「犬を飼いたい」と言い始め
さらには義父も超絶乗り気。
すぐにペットショップ巡りを始めたので

どうせ飼うなら、保護犬がいい!
と伝えて「里親募集」の記事を検索していました。
そこで見つけたのが「保護犬カフェ鶴橋店」のInstagram。
パッと目に入ったのが、口唇裂のピーシュ。
足も弱く、自分で水を飲んだりご飯を食べたりも中々難しいです。
と言われたのに、この子を今すぐ迎えにいかないといけない!と思い
気づいたら翌朝のカフェオープン前には大阪鶴橋にいました笑
あ、ちなみに私は宮崎県の田舎に住んでいます。
引き取る気満々で、ペットと一緒に泊まれるホテルも手配して
大阪に住んでいる彼を呼び出し←
緊急事態宣言などは出ていなかったものの、まぁまぁコロナがやばい時に
いきました。
ちなみに行きは飛行機でしたが、帰りは新幹線と電車と車を乗り継いで帰りました笑
ピーシュも絶対「どこ連れていくねん…」って不安だったと思います笑
いや…めちゃめちゃ歩きますやん。

歩けないと言われて連れ帰ったら
めっちゃ歩いたんです!!!笑
こんな嬉しいことある?
おそらく…
・保護犬カフェではたくさん他のワンちゃんがいたこと
・ラグが敷いてあるわけでもないのでツルツル滑る…などの理由から
歩かなかったんだと思います笑
とは言え足は弱く、フラフラしていましたがパテラという病気の影響かな?と言われていました。
でも、なんだかんだで我が家に来て大きな病気をするでもなく
元気に毎日過ごしてくれていました。
突然歩けなくなった

突然なのですが
しっかりと立てなくなってきたのですぐに病院へ…
その時は加齢によるものかな?特に触って痛がる箇所もないし…
ということで、関節に良いサプリメントを貰い飲むようにしました。
しかし、数日経つともっと歩かなくなってしまい再度病院へ…
もしかすると
進行性のものかもしれないので、CTやMRIを撮った方がいいとのことで
すぐに大学病院を紹介していただきました。
紹介してもらって、大学病院からの連絡を待っている数日の間も
息が止まりそうな日々でした。
あっという間に検査の日が決まって
検査に預けるだけでも車の中で号泣をするほど。
そして検査の結果「環軸椎不安定症」であることが発覚。
元々ピーシュは首の骨も変形していたりと
奇形が思っていたより多かったらしい…。
環軸椎不安定症も生まれつきだったと思うけれども
加齢に伴って首の骨のズレがとても大きくなり、脊髄を圧迫して四肢麻痺が起き始めていると言われました。
手術をせずに放置していたら、呼吸が止まってしまう可能性があるとも言われ
手術をすることを決めました。
退院後のサポーターも花柄のとっても可愛いのをオーダーしていたのにな…
手術の日、大きな虹が出ていたから
絶対大丈夫だと思った。
手術自体は成功したものの
その後麻酔から中々覚めないピーシュ。
原因はいくつか考えられるとのこと
- 首の位置を正しい位置に戻ったことで脳への循環が良くなったものの
その循環に体が追いついていない - 脳圧が上がっていたので水頭症の影響かも(水頭症も少しあったので)
- 手術中にどうしても血圧が上下するのだが、それに身体が持たなかった
色々な理由がありますが、獣医師さんは本当につきっきりで様々な治療を施してくれたと私は思っています。
もうこの辺りから、家族全員食欲も気力も全て失っていました。
あと1日、あと1日で帰ってきて

7月18日に手術をして
19日に目がまだ覚めていないと…
20日に家族でピーシュに会いに行って…意識はなくて
21日に私1人で会いに行って、そこでもう覚悟してくださいと言われ
22日に家族みんなで会いに行って「脳死状態…」と言われてしまい
本人も苦しいかもしれない…と思い、安楽死を考えましたがここでピーシュに

あと1日!あと1日でなんとか帰ってきて!お願い!
と伝えてきました。
獣医師さんも私たちの意向を汲み取ってくれて、その間ももちろん
苦しくないように、少しの可能性を信じて対応してくれました。
ちなみに病院までは片道2時間ほどかかる…
毎日泣きじゃくりながら運転して行きました(いや、危ないw)
翌日23日のお昼頃、獣医師さんから電話があり
「呼吸器をつけてはいるものの、酸素濃度が保てなくなってきた」
と言われ
これは相当苦しい…家族で話し合って安楽死させようと決意しました。
でもずっと、安楽死はさせたくない…とモヤモヤしながら病院へいく準備をしていました。
するとまた電話があり13時半ごろ
「今、自然と息を引き取りました」と。
この瞬間私たちは、もちろん悲しみは大きすぎましたが
それよりも安堵感の方が大きかった気もします。
ピーシュは生きてくれた
家族で看取りたい気持ちもありましたが
私たちが望んでいた「自然な形で」を叶えてくれたのかな…と思います。
(念の為書きますが安楽死を否定しているつもりは1mmもありません。
ただ、ピーシュは酸素濃度が低下する前は、一応苦しんではいなくて脳死状態に近かったけれど自分で呼吸をしていたので少し待っていたかったんです。)
病院へピーシュをお迎えに行く間
どことなく穏やかな気持ちで迎えにいけました。
頑張ってくれて、ありがとう。
ゴールド

ピーシュをお迎えに行ってそのまま
初夏には蛍が出るという
ひっそりとした場所にある火葬場&納骨堂へ
時間外だったのに、担当の方が丁寧に対応してくださって
納骨堂もてるみちゃん(私の母)が迷わず
「1番高いゴールドの!1番明るい場所がいいです!」と笑
ギラッギラのゴールド納骨堂をチョイスしていました笑
ピーシュにはゴールドが似合うと笑
小さくなった骨壷を抱き抱えながら、一旦ピーシュと帰宅し
色々と落ち着いたものの
世の中こんな悲しいことがあるの…?
というくらい、とっても悲しい日々でした。
いや何なら今も全力で無理、悲しい。
手術を受けさせたことを責めましたし
眠れない日々が続きました。
しかしこれ以降はとってもスピリチュアルなお話になります。
信じるか信じないかはあなた次第的なお話です笑
既に超絶長い文章ですし、もう活字ほんま無理やねんけど!
って方はここらでアニメでも見てブレイクタイム挟むか
パウンドケーキでも食べて一息ついてください
ここで不動明王の彼が本領を発揮する

実は私はシングルマザーで超絶ど天然の彼氏がいます。
交際歴は7年ほどですが…
そんな彼に「幼少期何してた?」と聞くと
「滝行」と即答するほど笑
小さい時からお寺で修行をしていたようで、修行は全て終え不動明王の称号?を得ています。
小さい時から人が見えていないものもガンガン見えていて
生き霊などもバッチリ見えます笑
とは言っても軽々しく「あの人、生き霊憑いてる」などとは、絶対に言いません。
「最近何をしていてもうまくいかないんだけど何か憑いてる?」
と聞かれたときだけ
「憑いてる。男の人で見た目はこんな人で…こんな性格で…」と答えてくれます。
対処法も教えてくれます。
本当に一体何者なのかと7年付き合っていても思います笑
ピーシュのことで悲しみの真っ最中…
どん底にいる私に彼がこう言いました
「今から、不動明王からのお告げを伝えるけどいい?」
えっ!
いつもぼ〜〜っとしている彼の目がキリっとしている!
これは只事ではない!笑
姿勢を整える私…
「昨夜、ピーシュが不動明王を引き連れて←笑
こう伝えてくれって言ってきた」
「1年〜3年以内に生まれ変わるから、見つけてね」
もう、ワケわからんけど嬉しくて号泣
手術を受けたことも感謝しているらしい…
魂だけになったとき、四肢麻痺していたら足が消え掛かって出てきたりするけど
ピーシュはしっかり自分の足で立っていたから手術で足は治ったんだと思うと…
いや、ちゃうねんそれもめっちゃ嬉しいけど…救われるけど…
え…
生まれ変わってきてくれるの?
彼が私を元気づけるために、そう言ってくれているのかも…と思うじゃないですか
でも彼
嘘、ほんっっっっっっとにつけないんです。
見えない時は見えないと言うし

ピーシュが私に憑いてくれてたら嬉しいなぁ♪
と言ったときも
「憑かない憑かない!」と一刀両断。チキショウ。
彼自身も、人からはあっても動物から伝えたいメッセージがあると言われたのは初めてと言っていました。
おそらくピーシュが
「アイツそういや不動明王言うてたな…ちょうどええやん!伝えてもらお!」
と彼を利用したんだと思います笑
ちなみに死後の世界で、49日間は魂の修行があるようですが
初七日は修行担当が不動明王なんです。
なので初七日の最終日は不動明王さんのところへ行き
「ピーシュの伝えたいことを届けていただきありがとうございました」と言ってきました。
そろそろ終盤!もう少しスピリチュアル続けさせてください。
実は何回も来てんのに気づかんのお前やで

実はこんなこともありました。
私は小学生の頃に雑種のワンコを飼っていました。
正確に言うと
当時母が働いていた会社が山の中にあり…当時はまだいた野良犬を拾ってきて
会社で飼っていたのですが
夜間や休日のみ我が家で預かっていたんです。
その子は結局、会社で放し飼いにされていたこともあり(今だと考えられないw)
雷が激しく鳴った日に行方不明になってしまって、めちゃくちゃ探しましたが見つからず…当時悲しくて連日泣いていました。
ふと、彼が
「むか〜し、雑種の柴より少し小さめの茶色の子飼ってなかった?」
と聞いてきたんです。
その犬の話は彼にはしたことはありませんでした。
その子は「さくら」と言う名前だったので

さくらのこと…?
と名前を口にした瞬間に
私、目の前が真っ白になったんです。
あんな体験は初めて。目の前が白く光って立っていられなくなってその場にうずくまりました。
そのあとすぐに脳みそがビリビリ震える感じがして
1分ほど

何これ!なんか頭がふわふわしてビリビリして語彙力ちくしょう!!!!!
と叫んでいました笑
すると彼が冷静に
「それ、魂が震えてるねん。やっと気づいたんやな」と
彼が言うに
さくらも、その後に飼ったチワワのショコラも、ピーシュも同じ魂。
この子たちの魂は狛犬のような存在で、我が家を守るために
どうやっても絶対に転生して我が家に来るようになっているようです。
ご先祖様がお寺のお坊さんだったこともあるから狛犬なのか…いや、狛犬って神社だよな
まぁそんなことはさておき
「だからピーシュを見つけた時も、直感だけで動いてたやろ?」と言われ
妙に納得しました。
今はまだ、こんなに悲しい思いするなら
もう絶対犬飼いたくない!と絶賛思っていますが
そんな気持ちをも一瞬に消してしまうほどの出会いがこの先あるようです。
そしてこれは我が家だけに限らず
全ての家庭にあると思います。
きっと、どのワンちゃん猫ちゃんも
飼い主のこと…というか家族のことをとてつもなく大切に思っていて
感謝しかないと思うんです。
私たちに出来ることは、恥じない生き方をすること
また来てもらえるように、また出会えるように前を向いて生きていくことなのかと思いました。
「3年待っとけ」と言われ
またときめいてしまった。
ピーシュ、私たちに出会ってくれてありがとう
何度ときめかせたら気が済むの?
もう虜やで。
アタイも3年かけてとびっきりいい女になっておくから
また私を抱いてや←
そして最後に、こんなに長い文章を読んでいただき本当にありがとうございました。
まだまだ悲しみの真っ只中ですが
彼に言われた言葉や、みなさまからのお言葉で救われました。
そして、彼に言われた言葉は全てのワンちゃんや猫ちゃんに通じると思い
ここで書かせていただきました。
全てのワンちゃん猫ちゃんが、愛する家族とまた出会えますように。
